トップ > 阪口のいま : Vol.4 次の仕事の段取りと手配を常に考えて
永江国男さんは、本社工場の出荷配送担当です。製品の仕上げと配送手配という非常に重要なポジションを担っています。
明るく気遣いができる、本社工場きってのムードメーカーです。
永江さんのお仕事について教えていただけますか。
本社工場の出荷配送の仕事をしていまして、出来上がった製品を仕上げ、得意先ごとに仕分けて配達準備をします。
私一人で、仕上げ作業と配送振り分けをしますので、かなり多忙です。
仕上げとは、どんな作業なのですか。
われわれは“片付け”とも言いますが、“ノロ”と呼ばれる熔断屑を取り除く作業です。
ノロがついたままではお客様には失礼です。綺麗な製品に仕上げる必要があります。
ハンマーでたたいたり、グラインダーで削ったりします。
片付け作業はやはりコツがいるのでしょうか。
そうですね、簡単に落ちるノロもありますし、なかなか落ちないノロもあります。
力任せにしてもうまく行きません。上から叩き落すのではなく、下のほうからえぐるように取ると、すぐに取れるノロがあります。
しかし、下すぎると製品に傷がつきます。
このように、たたき方とたたき位置、そしてこそぎ方などコツがいります。
一日の量はさぞ多いのではないですか。
朝から晩まで500本ぐらいでしょうか。
多い日は1,000本を超えることもあります。
薄い製品は楽ですが、厚い製品にはノロがたくさんついて大変です。
ガス熔断の担当者が5人いますが、それに対して私1人が仕分けていますから、一気に上がってきたらパニックになることもあります。
そういう時はどうされるのですか。
焦っても仕方ないと慌てずに、納期が早いものから一つずつ片付けていきます。
あわてても先に進めません。
マイペースで、急ぐものから優先的にやっていきます。
とりあえず落ち着くことが大事で、目の前の仕事から片付けていくようにしています。
配送のほうはどんなお仕事でしょうか。
配送に関しては“何でも屋”ですね。
仕上がった製品を出荷するまでの全工程を担当しています。
お客様に応じて出荷形態を整えて、伝票の打ち出しからトラック配車の振り分けまで、2~3日先のスケジュールを見据えて手配しています。
失礼ながら「配送」という仕事は閑職のイメージがあるのですが・・・。
いえいえ、非常に忙しいです。
1週間ぐらい暇な時期もあってもいいかなと思いますが、いつまで経ってもばたばたしています。
これほど忙しいのに痩せないのが不思議です(笑)。最近とくに忙しく、去年ぐらいから猛烈に忙しい状態です。
一人何役もこなされていますね。
次の仕事の段取りと手配を常に考えています。片付け作業と配送先手配という、力仕事と頭脳プレーの2つをこなしておかなければなりません。
忙しいですが、品質チェックは必要です。
1つの仕事を見ておけばいいわけではないので、全体を見渡して行動する必要があります。
営業との連絡を密接にとって、効率よく仕事しています。
いつもの質問になってしまうのですが、阪口興産はどんな会社ですか?
会社の雰囲気は最高です。営業がしっかりしていますし、工場スタッフは高い技術をもっています。
ただこれほど忙しくなければいいのですが・・・(笑)
今後ともがんばってください。